商品と市場の知見を深め、
価格設定の最適解を導きだす。
事務部門
M.T.
経理・営繕本部
業務部 価格課
2021年入社
経済学部 経営学科卒業
ファナックを選んだ理由
産業の根幹を支える会社を、支えたい。
大学時代は管理会計学のゼミに所属し、企業の内部からみた会計について実践的に学んでいました。そこで得た知識を活かせるような仕事がしたくて、就職活動では、メーカの経理を中心にさまざまな企業をチェック。そのなかでひときわ私の興味をひいたのが、ファナックでした。マザーマシンと呼ばれる工作機械の頭脳部分であるCNCを開発・製造し、世界の製造業を支えているところに大きな魅力を感じたのです。経理の仕事には、縁の下の力もちのような役割があります。ものづくりの根幹を支えるファナックで、その会社を下支えしていきたいと思い、入社を決意しました。
現在の仕事内容
多角的に検証する、価格設定という業務。
私が所属する業務部価格課の主な業務は、価格設定を行うこと。研究開発部門が新しく商品を生み出したときに、顧客に販売するための価格を決めることが、メインの仕事です。価格を設定する際には、コストの情報や商談の状況を正しく把握していなければなりません。そのため、業務においては、研究開発部門をはじめ、経理部・購買部・セールス部門・サービス部門など、多くの部署と関わりがあります。部品購入価格・社内開発費用等のコストに関する情報、今後どれだけ販売できる見込みがあるかの市場の状況、その他にも、競合他社の状況、顧客の状況など多くの情報を収集。相談を重ね、多角的に検証したうえで最適な価格に着地させていきます。求められるのは、情報を引き出す力。そのためにも、日頃からあらゆる部署の社員と関わりをもち、よりよい関係性を築くことを意識しています。
Work Style 〜1日の流れ〜
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8:40
- 勤務開始
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8:40-9:00
- メールチェック
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9:00-11:00
- 社内打合せ
- 新商品の価格方針について研究開発部門と相談
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11:00-12:30
- 資料作成
- 新商品の価格方針について社内説明用の資料を作成
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12:30-13:15
- 休憩(昼食)
- 社員食堂にて昼食を取りながら同僚と雑談
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13:15-13:30
- メールチェック
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13:30-14:30
- 部内打合せ
- 新商品の価格方針について上司に進捗報告および相談
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14:30-15:30
- 価格登録
- 社内システムへの価格登録作業、関係部署への通知
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15:30-16:00
- 見積り作成
- FA商品に関連する保守サービスに対する見積り作業
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16:00-17:10
- 書類作成
- 海外関係会社へ発行する経理関連書類を作成
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17:10
- 勤務終了
仕事のやりがいと責任
誰もが幸せになれる、
最適な価格設定を追究する。
自分が価格設定に携わった商品が、展示会で大々的に展示されている、または、ホームページに新商品として記事が掲載されているのをみたときにやりがいを感じます。自分が開発に直接関わっているわけではありませんが、打合せのなかで開発の背景や開発過程の苦労話を聞くこともあるので、商品に対する思い入れも。だから、世界中で販売されていることを実感すると、誇らしい気持ちになります。一方で、価格設定は奥深く、どこまでも追求できるが故に、成果を測ることが難しい側面もあります。たとえば、設定した価格で商品が大量に売れたら、単純に喜ばしいことと思いますよね。ところが、売れたら売れたで、「もう少し高く設定できたのでは?」という議論が出てくるわけです。半永久的な課題といえるかもしれませんね。だからこそ、商品や市場動向に対する知見を深め、論理的思考力を鍛え、自分なりの最適解を導き出していかなくてはいけない。そんな意識をもって、価格設定と向きあっています。
ファナックの魅力とは?
業務に専念できるのは、
安心できる職場環境があるから。
ファナックの魅力は、社員の人柄の良さです。穏やかでやさしい人が多いなと思っています。仕事でもプライベートでも、困っている人がいると、自然にみんなが手を差し伸べてくれる。そんなあたたかい職場環境です。また、福利厚生の手厚さも、多くの社員が魅力に感じているのではないでしょうか。会社の寮は安くてきれいで、会社が運営する居酒屋は寮から歩いていけるし。また、業務部という部署があることも、ファナックの強みだと思っています。たとえば他の会社だと、セールスや商品を担当する部署が個別に価格をつけることが多いと思うのですが、ファナックは価格設定に特化した特殊な部署をおくことで、各部署が本来の業務に専念できる体制を整えています。そんな業務部で、会社の損益に直結する価格設定という仕事に携われていることに誇りを感じます。
Life Style 〜オンとオフの両立〜
移住してできた親友は、
みんな会社の同僚です。
入社から3年半、今のところ異動はなく、ずっと業務部に所属しています。少人数の部署で、若手社員が少ないぶん、新しいことに挑戦させてもらえる機会が多い環境です。自己啓発のための研修制度はとても充実していて、語学研修や外部講師によるセミナーの受講等が可能です。私も英語の研修を受けたことがあり、実践的なビジネス英語を身につけることができました。一方で、普段の生活においては、仕事にバランスが偏りすぎないように、「プライベートを充実させてストレス発散!」を心がけています。会社の同僚と仲がよく、ふだんから食事に行ったり、旅行に行ったり、頻繁に遊んでいます。仕事とプライベートとの境界がないように思われるかもしれませんが、業務上はあまり関わることがない同僚もたくさんいるので、仕事仲間というよりは、プライベートの親友に近い感覚です。私自身もそうですが、県外出身者で山梨にあまり知り合いがいないという社員が多いため、同期や年齢の近い社員同士で仲が深まりやすい環境にあると思います。