マシニング系超精密加工機ロボナノα-NMiA

2018年4月16日

ファナックは、ロボナノの新商品、マシニング系超精密加工機ロボナノα-NMiA を発表致しました。

同時5軸制御のマシニング系超精密加工機

ロボナノ α-NMiA は、ファナックのCNC、サーボ制御技術を用いて、同時5軸制御を実現するマシニング系超精密加工機です。回転工具によるミリング加工、非回転工具による引き切り加工（カンナのようなイメージ）に対応致します。

自動車、時計関連加工に適した仕様

ロボナノ α-NMiA は、自動車、高級時計分野など、超精密加工の需要増大が期待される分野に適しています。
特に、自動車光学部品金型（ヘッドアップディスプレイ金型、ヘッドランプ金型など）の大型化への対応のため、A4サイズのワークまで加工可能です。

高剛性、高信頼性の油軸受

ロボナノ α-NMiA は、油軸受を採用することで、空気軸受の従来機に比べて、高い軸受剛性を実現致しました。また、油軸受は非接触軸受であるため、固体摩擦のない滑らかな駆動による高い加工面粗度を実現致しました。

0.1nm指令、制御の適用

ロボナノ α-NMiA は、ファナックの最新最高のCNC、サーボ制御技術により、0.1nm（千万分の1mm）指令、制御を適用致しました（従来機1nm指令、制御）。 それにより、加工面粗度、面品位が向上し、切削だけで磨きなし鏡面を実現致しました。

専用操作画面による測定装置の観察、操作

ロボナノ α-NMiA は、ファナックの iHMI表示器を採用いたしました。同表示器で作成された専用操作画面に、加工の段取りに使用する各種測定装置の画面を取り込み、観察、操作致します（機能名： Smart Measurement Package）。
それにより、複数のモニター、配線が不要になり、使いやすさを向上致します。

 

（2018年4月新聞発表）