ロボショット新機能: ネットワーク対応の強化
ファナックは成形工場のIoT化に対応するため、ロボショットα-SiBシリーズのネットワーク対応の強化に取り組んでいます。そのための新機能として、FL-netを使ったファナックロボットとの通信機能と、EUROMAP82.1通信機能を開発しました。
FL-net通信により、ロボショットとファナックロボットがリアルタイムで相互に位置情報や信号を交換することで、従来よりも複雑な協調動作が可能になりました。また、ロボショットからロボットのリモート操作を行うことができるほか、ロボットの起動条件が揃っているかロボショットの操作画面上で簡単に確認可能になるなど、ユーザの利便性を向上させる機能を充実させました。
EUROMAP82.1通信機能はOPC UA規格に準拠した金型温調機との通信機能です。ロボショットから金型温度設定の一括管理ができるほか、温調機の運転・停止なども遠隔操作することが可能です。また温調機のデータをロボショットが収集・記録し、トレーサビリティに対応します。
各通信は市販のイーサネットケーブルを介して行うことができます。従来の接続方式よりも安定した高速通信を、簡単に構築することが可能です。
これらの新機能は、5月に開催したファナック新商品発表展示会で披露され、多くの来場者から好評を頂きました。
FL-net通信機能:2022年2月出荷開始
EUROMAP82.1通信機能:2022年8月出荷開始予定
FANUC ROBOSHOT α-S100iB
(2022年6月)