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ファナック株式会社 (FANUC CORPORATION)

協働ロボット高可搬対応

ファナックは、大変好評をいただいている協働ロボットCR、CRXシリーズに高可搬タイプを投入します。
高可搬タイプの投入により、協働ロボットの適用範囲を広げます。

 

ファナックは、他社に先駆けて市場投入した35kg可搬の高い可搬能力を実現した緑の協働ロボットCRシリーズに、あらたに高可搬タイプを追加します。
あらたな高可搬タイプは、CR-35iBを機構部の変更なく、可搬質量を35kgから50kgへと1.4倍、手首イナーシャも3倍にアップさせました。リーチは1,643mm、手首姿勢は下向きといった制限もなく自由に動かすことができます。安全柵の要らない協働ロボットながら、高可搬、高イナーシャを活かして、自動車のフロントガラスのような大きなワークのハンドリングや組立分野で活用できます。

 

ロボット本体質量、コンパクト性はそのままで、世界最高の50kg可搬まで対応できます。CRシリーズは標準の黄色いロボットをベースに協働ロボット化を図っているシリーズです。黄色いロボットに使い慣れたお客様は、違和感なく協働ロボット化を図ることができます。CR-35iBのベースロボットは市場で高い評価をいただいているM-20iD/35を使用しており、操作性だけでなく、保守部品も共通です。

 

また、使いやすさを追求し、ロボットが初めての人でもすぐに使える協働ロボットCRXシリーズについても、あらたに高可搬タイプを追加します。CRXのあらたな高可搬タイプは、CRX-25iAを 機構部の変更なく、可搬質量を25kgから30kgへと1.2倍に強化しました。リーチは1,756mm、こちらも手首姿勢は下向きといった制限もなく自由に動かすことができます。従来のCRXシリーズでは対応出来なかった大物ワークのパレタイジングや重量物のハンドリング、ダブルハンドへの対応も可能となりました。

 

また、30kg可搬となっても軽快なダイレクトティーチや感度の良い接触停止機能は、損なわれることなく、従来のCRXシリーズと変わらない感覚でお使いいただけます。保守についても他のCRXシリーズと同様に8年間のメンテナンスフリーとし、導入後のランニングコスト低減にも貢献します。

 

両モデルともソフトウェアのアップデートにより、高可搬タイプへの変更が可能で、現在稼働中のロボットにも機構部の変更なく適用可能です。

既存のCRシリーズ、CRXシリーズに、今回の高可搬対応を加え、5kgから50kg可搬と人が扱うワーク重量だけでなく、クレーン等の荷役設備が必要となるワーク重量をカバーできます。搬送、組立、工作機械へのロードアンロード、パレタイジング、研磨、溶接、検査など、人と協働、もしくは人のそばで作業するロボットを幅広いラインナップから選択することが可能になります。

 

50kg可搬対応CR-35iB

50kg可搬対応CR-35iB

30kg可搬対応CRX-25iA

30kg可搬対応CRX-25iA

 

量産開始時期:
50kg可搬対応CR-35iB 2023年8月
30kg可搬対応CRX-25iA 2023年4月

 

(2023年6月)