ロボット新商品:中型ハンドリングロボット新70kg可搬M-710
M-710iD/70
ファナックは、中型ハンドリングロボットM-710iCシリーズの後継モデル、M-710iDシリーズのバリエーションを新たに開発しました。
M-710iCシリーズは、2006年の販売開始以降17年の長きにわたり、世界中のお客様にご愛用いただいてきました。このたびファナックは、先に発売したM-710iD/50Mに続いて、M-710iC/50、/70の後継となる70kg可搬のM-710iD/70を開発し、販売開始します。
ロボットの特長
50kg可搬と70kg可搬を統合した新モデル
M-710iC/50の動作速度、M-710iC/70の負荷能力を併せ持ち、両機種を統合する後継機種です。目標サイクルタイムや搬送重量に応じて機種を使い分ける必要がなくなり、システム検討の労力を削減できます。また保守部品も一機種分に集約されますので、ロボットシステムの維持管理が簡便になります。
耐環境性の強化
関節の露出を抑え、防塵防滴性能をレベルアップさせました。またM-710iCと同じくフルカバーを装着しており、ダイカスト取り出しやバリ取りなどの厳しい環境でも、より一層安心してお使いいただけます。
広い動作範囲とデザイン性
アームを湾曲させたことで、ロボット前方で周辺機器とアームが干渉しにくくなりました。大物のワークでもロボットの中心近くを搬送でき、ロボットシステムをコンパクトに構築できます。また機構部のデザインをスマートに一新しつつ、剛性もアップさせています。
これらの特長を利用し、工作機械への部品供給や、大物ワークの搬送・組付など、幅広い産業分野にご活用いただけます。
制御装置は現在ご好評いただいているR-30iB Plus加えて、新たに発売するR-50iAにも対応します。新型ロボット制御装置R-50iAの最新機能を活用でき、製造業の自動化に貢献します。
量産開始時期:2024年3月
(2024年1月)