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ファナック株式会社 (FANUC CORPORATION)

ロボドリル新機能:新Gコード

ロボドリルでは、新たに開発したGコードにより更なるサイクルタイム短縮と使いやすさ向上を実現します。

今回、輪郭加工サイクルG171、面取りサイクルG182、ねじ切りサイクルG184を新たに追加しました。煩雑なプログラムの作成が必要な輪郭加工を、固定サイクルと同様の使い方で簡単に行うことが可能になります。また、ドリルサイクルG181と深穴あけサイクルG183に可変条件および条件切り替え機能を追加しました。

輪郭加工サイクル G171

G171は、T指令によりエンドミルによる円加工をベースとした様々な輪郭加工による穴あけ加工が可能です。エンドミル一本で様々な穴あけ加工ができるため、使用する工具を削減することができます。

G171

ドリルサイクル G181

G181指令にT指令を加え、2種類の主軸回転数と送り速度を同時指令することで、加工中に加工条件を変化させて穴あけ加工することができます。

G181

面取りサイクル G182

G182では、穴径を指令することで円弧補間動作による面取り加工が可能です。従来、円弧補間によるプログラム作成が必要でしたが、固定サイクルと同様の使い方で複数の穴に対して、簡単に表面と裏面の面取り加工を実現できます。

G182

深穴あけサイクル G183

G183ではT指令を同時指令することで、切り込み量を変化させて加工することができます。以下の例のように、切り込み量を徐々に上げていく使い方をすることでサイクルタイム短縮を図ることが可能です。また、小径穴あけ加工では穴底で切り込み量を小さくし、切り粉詰まりの改善によって加工の安定性向上に期待できます。

G183

ねじ切りサイクル G184

G184は主にスレッドミル工具による加工に対応したGコードです。スレッドミル工具を使用した加工は、従来、専用のプログラム作成ツールやCAD/CAMでのプログラム作成が必要でしたが、G184ではT指令を使い分けることで、特殊工具や様々な規格のねじ切り加工に対応しています。

G184

対応機種一覧
対応機種一覧

  • 新Gコードはロボドリル α-DiB ADV Plus シリーズ(高性能仕様)の標準機能です。
  • α-DiB Plus シリーズ(標準仕様)では一部の機能には対応しておりません。

*1 高速CPUオプション搭載機のみ使用可能です。

PDFGコードのご紹介(PDFファイル)

(2024年12月)