ロボット新機能:R-50iA Python対応
新型ロボット制御装置R-50iAでは、標準機能としてPythonスクリプトの実行に対応しています。
柔軟なロボットシステム構築
- PythonはWebアプリケーションや数値計算など様々な分野で広く利用されており、多くのエンジニアがPythonのプログラミング技能を身に着けています。
- R-50iAでは、ファイルの読み書き、通信処理、数値計算など、システム固有のカスタマイズ処理をPythonで記述できます。これにより、ロボットシステム構築の自由度と開発効率が飛躍的に向上しました。
- Pythonのスクリプトは、ロボットのTPプログラムまたはKARELプログラムから呼び出して実行できます。
Visual Studio Code での開発
- R-50iAのPythonプログラミングは、イーサネット接続したPC上のVisual Studio Codeで行います。
- ブレークポイント設定やシングルステップ実行、変数ウォッチなど、充実したデバッグ機能を利用して効率的にシステム構築が可能です。
- 制御装置側にPythonインタプリタを備えていますので、生産稼働時のスクリプト実行にPCは不要です。
充実したライブラリ
- R-50iAでは、ファナックロボット専用のPythonライブラリも用意しました。
- このライブラリにより、入出力信号、数値・位置・文字列レジスタ、ロボット現在位置、I/Oコメント、アラーム履歴など、ロボット制御装置の様々な情報にPythonのスクリプトからアクセスできます。
(PythonはPython Software Foundationの登録商標です。)
(Visual Studio Code は、Microsoft Corporation の登録商標です。)
(2025年1月)