平成31年度「知財功労賞」経済産業大臣賞を受賞
2019年4月11日
ファナック株式会社
ファナック株式会社は、経済産業省 特許庁が実施する平成31年度「知財功労賞」において、知的財産権制度活用優良企業(オープンイノベーション推進企業)として経済産業大臣賞を受賞いたしました。
知財功労賞は、経済産業省 特許庁が知的財産権制度の発展及び普及・啓発に貢献のあった個人や、制度を有効に活用し円滑な運営・発展に貢献のあった企業に対して表彰を行うものです。
全社的にオープンイノベーションを推進することで、FIELD system、FANUC AI等の新規事業の創出を加速してきた取組みと、それらに関連する特許出願に対する積極的な取組みが評価されました。
【受賞のポイント】
- 異業種やベンチャー企業と共同研究開発等を積極的に行い、新規事業の創出を加速する方針を採用し、全社的にオープンイノベーションを推進している。オープンイノベーションを推進する組織とその担当役員を設け、オープンイノベーションの推進体制を確立するとともに、協業先から役員や担当者を受け入れて、連携を加速させている。
- 製造業向けのオープンなIoTプラットフォームを構想し、ベンチャー企業等と共同でそれを開発して、運用を開始しており、現在は500社以上の企業がパートナーとして参加している。ベンチャー企業との協業により、AIサーボチューニング技術、AI熱変位補正技術などのAI制御技術を開発し、従前よりも精度の高い制御を可能とした製品を提供している。
- 他社との共同出願契約やライセンス契約が増加する中、開発した技術に応じ、お互いの利益が損なわれないよう、相手の立場に十分配慮したバランスの取れた対応を推進している。また、「特許なしの開発はなし」をスローガンに、事業部と特許部で特許検討会議を定期的に開催して、戦略的な出願を速やかにできる体制を構築し、確実に権利化を進めている。他社との協業の成果は、重要案件であるため、知財を確実に権利化できるように総力を挙げて対応している。
以上