社員との対話
基本的な考え方
ファナックの成長や競争力の源泉は、一人一人個性をもつ社員とその総合力であるとの認識のもと、会社の状況、方針、期待を社員に思いを込めて伝えるとともに社員の声を吸い上げる「双方向のコミュニケーション」が極めて重要であると考えています。コミュニケーションを充実させるため、ファナックでは、労働組合を通じて行う方法と直接的な方法の両方を設けています。
取り組み
労働組合を通じたコミュニケーション
ファナックは、以下の通り毎年定期的に経営陣とファナック労働組合の間で意見交換を重ねながら健全な労使関係を保っています。
ファナック労働組合の加盟上部団体は全日本電機・電子・情報関連産業労働組合連合会(電機連合)です。
- 生産協議会(年4回)
会社の生産状況、採用計画、労働時間など短期的な状況を労働組合に説明し、労働組合から要望を聞いています。 - 春季労使交渉(2~3月にかけて5回)
会社の事業の状況を共有し、労使の合意をもって労働条件を決める「春季交渉」を実施しています。 - 労使定例会議(月1回)
日常的に発生する労働・安全衛生に関する課題を共有し解決していく場を設けています。 - 労使時間外管理委員会(月1回)
働き方改革、健康増進、ワークライフバランス等の目的に対し、労働時間の実態や課題を共有し、解決の方向性を対話しています。 - 労使事務局会議(適宜)
労働条件や法改正に関する事項の課題を共有し、解決の方向性を対話しています。
会社と社員のダイレクトコミュニケーション
- 決算発表の際、社員に対して会社の業績とその背景についてメッセージを送り、社員の会社の状況への理解を深め、一体感を持つように努めています。
- 入社時、幹部社員登用時、海外赴任時など節目ごとに、会社トップより経営理念・方針や社員への期待について直接メッセージを送り、会社や仕事に対する誇りやエンゲージメントを高めることにつながっています。
- 2024年は社員のエンゲージメント向上のため、社員と経営層(各統括本部長・本部長)とのラウンドテーブルを実施しています。経営層の仕事への向き合い方などについて対話し、参加した社員のモチベーション・働きがいの向上につなげることを目的としています。