【改訂】CNC FANUC PICTUREコースNew!
コースの目的
FANUC PICTURE をはじめて使う方を対象としたコースで、カスタム画面開発の初歩から応用までを習得することができます。
最初に、加工部品形状や加工条件設定などに使われるデータ設定画面を作ります。
このような画面ならば、FANUC PICTUREの基本機能だけで作ることができます。
カーソルキーの制御もFANUC PICTUREが行いますので、プログラムを書く必要がありません。
また、親画面と子画面機能を使い座標系の種類を切り替えたり、テキスト文字列機能を使って入力項目のガイダンスを表示したりすることもできます。
工具寿命や工具マガジンのポット番号などを管理する用途などに使用する、データテーブル画面を作ります。
Rubyスクリプトを使うと、文字列を扱ったりメモリカードに書き込んだりすることができます。
数値がしきい値を超えたときに背景色を強調するなど、視認性の高い画面を作ることができます。
Rubyスクリプトを周期的に実行しCNCの運転状態を監視して、加工開始時刻と終了時刻、加工時間のリストを表示したり、毎時の部品加工数の棒グラフを表示したりする加工実績画面を作ります。
これらのデータをメモリカードに書き込むことができますので、CNCがネットワークに接続されていなくても加工実績を収集することができます。
最終日にはiHMI用FANUC PICTUREの開発方法を学び、iHMIアプリとFANUC PICTUREの合成表示画面も作成します。
受講対象者
- CNC工作機械の電気設計担当者や生産技術担当者
- CNC結合コースまたはCNC PMCプログラミングコース受講者、または同等の知識を有している方
※CNCの操作やPMCラダープログラムの基礎知識が必要です。
カリキュラム概要
1日目 | 新規プロジェクトの作成とカスタム画面作成手順について FP関数を使った現在位置や実行中プログラム内容の表示 データ入力画面を作り、カスタムマクロと組み合わせて自動運転を行う |
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2日目 | 親画面/子画面機能を使い座標系を切り替える Rubyスクリプトを使い工具補正ポップアップ画面を作る 工具管理などに使用するデータテーブル画面を作成する ポップアップ電卓機能を作成する |
3日目(午前) | リストボックスを使った加工実績と棒グラフを使った毎時間加工数画面を作る iHMI用FANUC PICTUREについて iHMIアプリとの重ね合わせ表示 |